逆回転防止ベゼルとは?
時計本体の外周にあたる回転する部分を回転ベゼルと呼びます。
この回転ベゼルは左方向にしか回らない仕組みとなっております。これを逆回転防止ベゼルと呼びます。
-なぜ逆回転防止なのか?-
水中で岩や撮影機材等が回転ベゼルに当たりベゼルが時計回り(正回転)に回ってしまう可能性を防止するためです。
この機能は、実際の潜水時間より短く表示してしまうという重大なトラブル(酸素ボンベの残量)を防ぐために開発されました。
注)ZEEDAは飽和潜水(酸素ボンベを使用する潜水)にはお使いにならないで下さい。
-クリック数-
ZEEDA MOD-LANDER、JETSHARK共に120クリック(1週で120回カチッとなる事)を採用しています。
(補足・一般的なモデルは60クリック、90クリックも多数存在します。)
-バックステップ-
回転ベゼルを左に回して、目的の時間にベゼルを止めた時に少し右側に遊びがある事を指します。
これは回転ベゼルの構造上発生してしまうものなので、ベゼルを止める時に遊びの部分を少し右に戻してセットして下さい。(クリック数を多くすればバックステップを少なくする事が出来ます。)
また、ZEEDAはバックステップをより少なくするために回転ベゼルの下部(ベゼルを外した状態)に4か所のベアリングを搭載して強化を図っております。-補足-この部分には湾曲した針金を用いる方式が一般的です。
時計を動かすと中で音がする
機械式時計の内部にはたくさんの機械部品が入っております。
時計を動かすと内部でチャリチャリした感じの音が聞こえます。この”音”はローターが回転している音です。
ここで補足ですが、時計自体を大きな力で振り回すと、ローターに過度な力が加わり故障につながりますのでおやめください。
理由はローター以外にもありますが、ムーブメント内部に歩度調整という時間を進めたり遅らせたりをとても細かく調整する部品があります。
特に激しい衝撃(落下や衝突など)を受けた場合、その調整する部品のレバーが動いてしまい時間の狂いが発生するためです。
どんなに高級な機械式時計でもこれらの動作は起きてしまいます。従って、ゴルフや野球など腕を大きく振るスポーツ時などには腕時計を装着しない事を推奨いたします。
保管時の注意
機械式時計の内部にはたくさんの機械部品が入っております。
以下の場合にご注意下さい。
*磁気の強いものの近くに置かないで下さい。
テレビ・ラジオ等、特にスピーカーは強い磁力を持っています。機械内部の部品が磁気を帯びると時間の狂い等の問題が発生しますのでご注意下さい。
スマホ、パソコン、電子レンジ等の電子機器の近くも同様です。
また、タンスなどに入れている樟脳の成分もダメージを与えるのでご注意下さい。
海水につかった後
海水浴(塩水)などに使用した後は真水でやさしく流し、クロスで水分を拭き上げて下さい。
水道水を使用する場合は強い水圧は避けて下さい。
また、クロスで強く拭き上げると金属部分にキズが付く場合があるのでご注意下さい。
海水以外にはお掃除や車の洗車などに使用する洗浄液(アルコールや酸性・アルカリ性)が付着したまま放置すると、ベゼルの塗装部分などが変色したり金属そのものにダメージを与えますので、直ちに真水で洗い流して下さい。その際にはしっかりリューズをロックしている事をお確かめ下さい。
ベゼルについて
ZEEDAのJET SHARK、MOD-LANDER共にベゼルプレートの素材は普遍的なダイバーズウォッチに多く採用されているアルミニウムを使用しております。
また、着色には発色の良いラッカーを使用しておりますので、長期に渡りご使用して頂くと、オーナー様それぞれの自然な経年変化をお楽しみ頂けます。これをエイジングと呼びます。
ヴィンテージウォッチ等で珍重される文字盤の色やベゼルの退色の事を指します。特に紫外線を浴びるとそういう化学変化が強く現れるようです。
是非、自然なエイジングをお楽しみ頂くためにも、上記のような化学薬品や強い摩擦にはご注意下さい。